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Quartetto!

当ブログは、オンラインRPG「エミルクロニクルオンライン」のクローバーサーバーで活動する、 間抜けなキャラクター達の日記とか絵とかまぁあれこれです。

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空が上手く描けない。

ちょっとコレ色塗り上手くいったんじゃね?(独り言)


3日連続更新・最終回スペシャル!
一日目「この曇り空の下で」
ファクトさんの過去話を描いたSSシリーズがついに今回の一連の更新でファイナル。
3日連続で更新される最終話をお楽しみ下さい!


なお、今回の更新にあわせて今までのファクトさん過去話の記事を
「ファクトの奇妙な過去話」というカテゴリに統一いたしました。
お時間がある方は、初めから通して読んで頂くとより楽しめるようになっております。
右側のメニューからカテゴリーの一番下「ファクトの奇妙な過去話」をクリックすると便利。
まぁ、でも、本当に結構時間がかかるので、ヒマな人だけね。
(これまでのあらすじ/ちょっと長いよ!)

アクロニア大陸から、遠く離れた大きな大陸。
15歳の誕生日を向かえた青年【ファクト・カーテット】は、
親の制止を聞かずに「勇者」となるために家を出て、旅を始めた。

盗賊団の頭を偶然ドアノブで倒し、二人の冒険者クリスとノエルを救ったファクト。
最初に打ち立てる功績は大きいものにしたいという希望から、
ファクトはこの功績をクリスのものとし、代わりに報酬を得た。

一週間の間、クリスに剣の基礎を教えてもらった後、
彼はうっかり買ってしまったウリエガノフを扱えるようになるために、
一年間を隣町の宿屋で過ごし、修行に励むことにする。
元来の努力家であり、剣の才能にも恵まれていたファクトは、
一年間で見事、ウリエガノフを使いこなし、斬撃を飛ばすことの出来る特技も習得した。
町を離れる際に、以前は偶然で倒した盗賊団の頭を実力で制し、
それを功績とされるまいと逃げるように飛び出していったのだった。

それから彼は各地を転々としながら、最初の功績を探す旅をしてきた。
数ヶ月後、立ち寄った村で近隣の川に住みついた大蛇の討伐を依頼されるファクト。
最初の功績に相応しいと判断しその依頼を受け、彼は川へ赴く。
しかし、川で彼を待ち受けていたのは大蛇ではなく、水竜(リヴァイアサン)であった。
苦戦の末に、敵の口の中から頭を斬り裂き、彼は水竜を打ち倒す。
村長は大変感謝し、この活躍を構成語り継ぐ事を勝手に約束したのだった。
一年ほどした後、この村を再び訪れたファクトは、
自分と大蛇が村の広告塔になってしまっていることに驚愕したのであった…。

かくして、この大陸にファクト・カーテットの名前が知れ渡ることになったのである。

(これまでのあらすじ/読んでくれてありがとう)










「ファクト…ああ、もちろん知っているとも!『大蛇の英雄』だろう?
先日わたし達の町にも訪れてね、いや、びっくりしたとも!
本物は丸太のような腕を持つ大男なんかじゃなかったんだ、
髪のくしゃくしゃした普通の青年さ!
しっかし、あの目の鋭さや持っていた剣の使い込まれようはすごかった!
噂なんてアテになるもんじゃないが、彼はそれ以上の人物だと思ったね。」
(とある町の露店商人、フェルナンデス氏の言葉)














『大蛇の英雄』。

いつの間にかオレについていたこの二つ名は、
いつの間にか大陸全土に広まってしまっていた。
いつの間にかオレは英雄ということになっており、
いつか描いていた「勇者」に少しは近づけたのかもしれない、とは思えた。

でも、まだオレは英雄なんだ。勇者じゃない。
二つ名も正直のところ気に入ってはいなかったし、何よりオレ自身が納得していない。
大体、大蛇まんじゅうとかペナントとか、完全に商業戦略じゃねーか。
自分自身の納得する「勇者」の形には、程遠かった。

幸い、名が売れたことにより、依頼が大陸のそこかしこから入って来るようにはなった。
大きい功績もいくつかあげてきたし、遺跡の調査なんかもやり始めた。
確実にオレはこの大陸を制し始めていた。

気がついたら…オレは21歳になっていた。あれ?キングクリムゾン?
3~4年、それだけ必死こいて走り回ってきたのだろう。
いつしか背も伸びて、旅に出た頃の自分とはまるで別人になってしまった。
でも、オレはこんな自分が気に入っている。
これからも、そうありたいと思っていた。




そして。



あるとき、ふと受けたこの一件の依頼によって、オレの運命がガオン!と動いた。
…やっとこさの最終話、楽しんでってください。














エピソード6「貢物」



















挿絵1




大陸のかなりの北方に位置する、岩山に囲まれた村があった。
一年間のほとんどの期間は雪が舞う、極寒の地である。
村は山肌に沿って集落を形作る。住人達はあまりふもとの町との交流をせず、
小さいながらも養蚕や工芸・装飾品などの利益で、それなりの豊かな生活をしていた。

オレがギルドから話を受け取ってこの村に向かったのは、秋に向かおうという季節。
長い冬に備え、人も動物も蓄えを準備する頃であった。


「おお、大蛇の英雄様、良くぞお越しくださいました…!」


もはやテンプレとなった挨拶を受け取り、オレは村の門をくぐった。
遠景の山肌には万年雪が残り、間近に迫る冬を告げる風は肌に刺さるように冷たい。
お気に入りのマントに身体を包み、白い息を吐きながらオレは歓迎に応えた。


「さ、まずは村長にお会いになって下さい。」


村の通りを、出迎えの男達と歩いていく。
村長の家に案内される間、出会う村人達の表情が心なしか緊張しているように見えた。
辺境の地にはめったにこういう客は訪れないのだろうか。いや、というよりは、
何かに怯えているというか、憂鬱な悩みを抱えているような、そんな表情であった。

村長と会い、これまたテンプレ挨拶を頂いた後。
彼は少し悩んだようにした後、唐突に話を切り出した。
オレもギルドからは依頼内容まで詳しく把握している訳ではない。
ここにきてはじめての依頼のお披露目であった。


「どうか…峠に住まうモンスターを退治して欲しいのです…。」

「そんなこったろうと思った。いいぜ。敵の情報を教えてくれ。」


オレが二つ返事で了承した事に村長は目を丸くして驚いていた。
ギルド側がオレにしか教えられないと言ってきた依頼だ。
オレが断ったらやれる者はなかなかいないのだろう。
謝辞を述べた後すぐに、面持ちは神妙なままで村長は詳しい話を始めた。


「知能の高い大型のリザードが峠に住み着いております…。
ヤツは最初こそ無作為に我々の村を襲っておりましたが、いつしか取引を覚え、
毎年この季節に貢ぎ物を捧げさえすれば村は襲わなくなりました。」

「貢ぎ物を要求するモンスターか…すげぇな、マンガの話みたいだ。」

「リザードを討ち取ろうとする者もおり、最初は抵抗もしたのですが、
結局は全員無事では帰ってきませんでした…いつしか我々はヤツに従うままになり、」

「今年で3年…ってとこか?」

「いいえ、…30年が経過しています。」

「30!?」


この村はそもそも対外関係を積極的に行う村ではなかった。
貢ぎ物を捧げさえすれば村の安全は保証されているためか、
いつしかこの事実は秘匿され、ギルドにも知られないまま習慣化してしまったのである。
最近になっておそらく、大陸に名を轟かせたオレの名前を耳に入れたのだろう。
オレならばあるいは、この習慣をブッ壊してくれるかもしれない、
これはそういった「賭け」なのだと、理解できた。


「もう今年は貢ぎ物を捧げる時期が来てしまっています。
ファクトさんが我が村に来るのが間に合わない場合の為に、
すでに今朝方、貢ぎ物は峠に用意してあるのです。」

「ほーう。で、そのモンスターを退治すれば
そこにある貢ぎ物は貰っちまっていいんだな?」

「!……はい、もしヤツを退治してくれたなら、
そこに置かれている貢ぎ物も多額の報酬も差し上げます。
お願いです、どうか、我が村に平和を…!」


悪くない話だ。
30年もの間峠に君臨するリザード……
相当気を引き締めないといけないだろうが、相手をするには最高の敵であろう。
自分の中に描く「勇者」への想いが、身体を熱くする感覚があった。


「任せてくれよ。必ず良い知らせを持って帰ってくるさ。」


村長が、目に涙を浮かべて頭を下げた。

















峠は、村よりいくらか標高が高く、より肌寒い風が吹いていた。
時刻は昼杉だと言うのに、空に張り巡らされた雲のせいで辺りは薄暗い。
視界には見渡す限りの岩山が広がっており、雪深い不毛な大地を演出している。
灰色の支配する、寂しい空間であった。

自分の住む大陸は、世界は広い。
こうした今までに見たことの無い景色を目にしていると、改めてそう感じる。
ホワイトファングが群れているのであろうか、遠吠えがかすかに響いた。


「このへんに簡易的な祭壇が…ああ、あれか。」


峠の道の脇に広くなった場所があり、そこに木で組まれた祭壇があった。
大小さまざまなツボや箱が並んでおり、物凄い量の野菜や肉が詰まっているようだ。
キラキラ光るものまであることから、工芸品まで並べてあるらしい。
いくら知能が高いとはいえ、何に使うんだよ、モンスターが…

特に荒らされた形跡もないことから、まだ目的の相手は来ていない事が分かる。
まずは貢ぎ物の確認でもしようかと、オレは祭壇に近づいていった。


「ほぉぉー…さすが一年に一回の貢ぎ物というべきか…」


ため息がこぼれた。

蓋のついていない木を組んで作られた箱には、予想をはるかに超える量の食料が。
綺麗に並べられた台座の上には、色とりどりの宝石を使った装飾品や、
美しい絹織物や工芸品が山のように積まれていた。
習慣にしがみつくあまりに、貢ぎ物が過剰に肥大化した結果なのであろう。
30年という、繰り返された年月の重さがそこには感じられた。



ゴトッ。

「!……」


小さな物音にオレは一瞬で身構え、剣の柄に手をかけた。
神経を尖らせ、全方位に気を配る。気を抜いてはいけないのだった。
もう魔物はそこの崖のすぐ下に潜んでいるかもしれないのだ。

息を潜め、そっと物音のあったツボに視線を向ける。
大きなツボだ。1m以上ある。中は覗き込まないと見えそうにない。
何か…例えば、酒とかが満杯に詰まっているようではなさそうだった。

オレは、恐る恐る、そのツボに近づく。ツボの周囲から気配は何も感じない。
ネズミか何かが紛れ込んだのだろうか?
ウリエガノフを鞘から抜いて、俺はそっとツボを覗き込んだ。













ツボの中の大きな瞳と、目が合った。











挿絵2






少女が、ツボのなかに座り込みながら。
オレの顔を見上げていた。

オレは……怪訝そうな顔のまま、固まった。







(前編終わり)

ツボwwwww
さすがすぎるwwww

2008.11.18 00:09 URL | 詩祈 #- [ 編集 ]

>詩祈さん
そしてしのりんは笑いのツボに入った…と。
今上手い事言った!?
ねえ今上手い事

フェア「だまらっしゃい。」

あべし!!

2008.11.18 07:12 URL | ライ #vitxglkA [ 編集 ]













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